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ペンタブレット「KUMADORI」イラストメイキング&インタビュー!第4回アオノアオさん

イラストメイキング&インタビュー第四回、今回はアオノアオさんです!アオノさんは昨年の「KUMADORI発売1周年記念イラストコンテスト」でウッドさん賞(特別賞)を受賞され、そこからKUMADORIをお使いいただいています。実はアオノさんのイラストは以前から筆者のTwitterのタイムラインにもRTでよく流れてきており、個人的にもfavっていたので、イラストコンテストで応募作を拝見した時は「このイラストレーターさん知ってる~!」とかなり興奮してしまいました(笑。
今回はアオノさんたってのご希望で弊社の「月讀つむぎ」ちゃんを描いていただきました。元々初音ミクが大好きなアオノさんですが、ミクとはまた違ったツインテールのキャラクターなので違いを見比べるのも面白いですね。月とシャボン玉というモチーフのセレクトや、アオノさんらしい深い青をメインに使うことで、まるで地球から月を見上げているような郷愁を誘う、十五夜にぴったりの作品となりました。
アオノアオ
シャープで現代的な絵柄と、それに相反するような幻想的なモチーフ、青を基調とした落ち着いた色遣いが人気のイラストレーター。
「KUMADORI発売1周年記念イラストコンテスト」ではウッドさん賞(特別賞)を受賞した。
https://twitter.com/Aono_99
1. 今までアオノさんが担当されたイラストのお仕事や、普段どんな活動をされているか教えて下さい。
アオノ
個人様からのアイコンや動画用のイラストはもちろん、ゲームのイラストやグッズのデザインなど、企業様からのお仕事もお受けしております。最近では「初音ミクシンフォニー2021」のオフィシャルパンフレットにもイラストを一枚描かせていただきました。
RAYWOOD

アオノさんは大好きな初音ミクのお仕事もされてるんですよね!ファンアートから公式に…って憧れる方も多いのではないでしょうか、おめでとうございます!

2. アオノさんのイラストと言えば「灯籠」「チルアウト、」「涙」など、何とも言えずリリカルで幻想的なイラストを描かれるイメージがあります。イラストを描くときのテーマはどうやって発想されているのでしょうか?
アオノ

何となくメインのテーマというか、入れたいオブジェクトをまず決めることが多いです。水面、風船、など。「発想する」と言えるほど珍しいものは描いていないのですが、意外性のあるものを組み合わせることによってオリジナリティのあるイラストになるのかなと考えています。その時々で思いついたものをぱっと組み合わせることが多いですが、おしゃれな画像を検索してみて、そこから着想を得ることもあります。

RAYWOOD
組み合わせ次第でいくらでも新鮮な絵づくりができる、というのは貴重な発見ですね。動画や写真等でも応用が効きそうです。今度やってみようかな…
3. 過去に美大・芸大・美術系専門学校などで勉強されたご経験はありますか?
アオノ

完全に独学です。なのでデッサン等の基礎がないところが弱みではあります…(笑)普段は語学と経営学を学んでいますが、美術系の大学や専門学校も楽しそうでいいなと思うことが多いです。

RAYWOOD

独学なんですね!確かに人体デッサンや筋肉の構造などは苦労しますよね…でも独学でもアオノさんのように上手くなれると伺うと、頑張ろうってすごく前向きな気持ちになれます。

4. 今回描いていただいたイラストについて、コメントをお願いします
アオノ
RAYWOOD様のキャラクターのつむぎちゃんを描かせていただきました。着想は某有名版画から得ています。月光のような薄い青色がとっても素敵なデザインのキャラクターで、是非いつか描いてみたいと思っておりました。夜空と月がテーマで、丸いオブジェクトとシルエットで画面を構成するようにしました。イラストに文字を入れるのが大好きなので、今回使用したタブレットのKUMADORIの文字を配置しております。
RAYWOOD

あまり自信がないのですが、喜多川歌麿の「ビードロを吹く娘」が元ネタ…でしょうか?ちょっとツンとした表情と口元の辺りからそんな気がしたのですが、ビードロをそのまま描かずシャボン玉に置き換えるあたりにアオノさんのセンスの良さがにじみ出ていますね…!冒頭でもお伝えしましたが、青い地球から月を見上げているような感じに見えてとても好きな作品です。

5. デジタルでイラストを描かれるようになったのはいつ頃からですか?わかる範囲で構いませんので、当時お使いだったペイントソフトやペンタブレットも教えて下さい。
アオノ

中学1年生の時に両親に頼み込んでペンタブを買ってもらいました。イラストスタジオという、クリップスタジオの前身のようなソフトを使っておりました。ペンタブはW社の竹?みたいな名前のものだったと思います…

RAYWOOD

中1からデジタルイラストデビューだったんですね!今は入学などの節目に合わせてデジタルデビューする方が多いのかもしれませんね~

6. ペンタブレットはずっと板タブですか?板タブは慣れるのに時間がかかったかと思いますが、どれくらいで描けるようになりましたか?
アオノ
ずっと板タブです。液タブへの憧れもありますが、特に現状に不満も無いのでこれからも板タブなんじゃないかな…と思っております。あと肩こりがかなりひどいので、液タブは姿勢的に肩へのダメージが大きそうで躊躇しています(笑)

当時はそもそも絵自体が下手だったので、まともに描けるようになったのがいつなのかはよくわからないのですが、操作には意外と1カ月もあれば慣れるんじゃないかなと思います。初めてネットにイラストを投稿したのは高校生の頃ですので、そこでようやく人様にお見せできるくらいの絵が描けるようになりました。実はそれまで海外に住んでいて、あまり娯楽が無かったので、絵ばかり描いていました。毎日使い続けることが大事だと思います。

RAYWOOD

液タブの身体への負担の話はよく聞きますよね(笑。私の首肩腰も相当来てるので、まず液タブは向かないんだろうなあと思います…。

中1でデジタルデビューして、ネットにイラストを公開したのが高校生の頃ですから3~4年は描いてる訳ですよね?!その間、ほぼ毎日練習されてたのですからきっとすごい勢いで上達されてたのでは…と思います。

7. アオノさんが感じる弊社「KUMADORI」の良い点、使いやすい点を教えて下さい。
アオノ

保証等含めた安心感と、デスクトップパソコンの一般的なサイズのモニターに対応できるサイズ感、さらに筆圧検知機能やショートカット機能をはじめとした性能まで兼ね備えている点を価格と比較したとき、そのコスパに驚きます。

初心者でもベテランでも長く使いやすく、とにかく迷ったらこれを買っておけば間違いないという印象でした。特に筆圧検知機能がありがたいです。

あとは好みですが、ペンや本体のボタンを押したときのカチッとした感じや、配置が好きです。ショートカット設定は下記の通りです。

特にペンの一時的に手のひらにするCtrlと、スポイトをよく使います。キーが二つ横並びになっているおかげで、戻る・進む、サイズの大・小が感覚的に使い分けられてとても便利です。

RAYWOOD

アオノさんのショートカット設定!ありがたいです!意外とショートカット設定って皆さんの個性が出るのでたくさん並べて比較すると面白いんですよね~。また実は今回のインタビューまで、こんなにご愛用下さっていたとは存じ上げませんでした…いつも有難うございます!

8. アオノさんと言えば初音ミク!というイメージがありますが、影響を受けた(または単純に大好きな)作品やイラストレーターさんがいらしたら教えて下さい
アオノ

影響を受けたイラストレーターさんはもう数えきれないくらいいるんですが、nineoさんのイラストがとても好きです。目標にしていますが、なかなか道のりは遠そうです。

RAYWOOD
nineoさん!中国のイラストレーターさんなんですね~、どの作品も水のように流れる動きと鮮やかな色彩に目を奪われます…そしてとにかく男女どちらもかっこいい!めちゃくちゃ素敵なイラストばかりで、アオノさんが憧れるのも納得です。
9. イラストを描くときにこだわっていることや大事にしていることは何ですか?
アオノ

こだわりというと少し違うかもしれませんが、完ぺき主義より完成主義であることに重きを置いています。もちろん手を抜いているという意味ではなく、途中で納得いかなかったり、なんか違うなと思って投げ出したくなったりしても、まずは完成までこぎつけてから改善点を見つけよう、という姿勢です。とりあえず完成させてみると、思ったより悪くなかったりすることが多いです。本当の完ぺきを求めると永遠に完成しないですし…。

RAYWOOD

確かに描きかけ(作りかけ)のままにしておかないで、ちゃんと作品として完成させられるかどうかってすごく重要だと聞きますね。背景まで描き込んで一枚の作品として仕上げるのってすごく労力要りますもんね…。同人誌を作って一冊の本(作品集)を作る、等も描きかけにしない為の大事な要素かもしれませんね。

10. 絵が上達するための秘訣や練習方法などあれば教えて下さい。
アオノ

技術的な側面からですと、とにかく真似をしたり資料を見たりすることが大事なのかな…と思います。私自身があまりできていなんですが…(笑)
初心者のうちは、ミクロにこだわるよりマクロで見るといいかなと思います。細部の描きこみはもちろん大切ですし、それが苦にならなければ全く問題ありませんが、最初は遠目から見ればいい感じだな、くらいでいいと思います。心持ちの面から言いますと、人と比べないことと楽しむことが何より大切だと日々感じます。

RAYWOOD

マクロ…!確かにプロのイラストレーターさんは、皆さん作品を制作途中でマメに縮小されてはマクロ視点でのバランスを確認されているんですよね。とにかくマクロ視点での見え方に気を付けます!
「人と比べないこと」「楽しむこと」どちらも大変有り難いお言葉…!(涙)創作の中でもイラストはパッと見で上手い下手がわかりやすかったり、今はSNSでそれがまた数字で表されたりして、色々しんどい方もいらっしゃると思うんですが、ここは相対評価ではなく絶対評価で「自分が頑張ったから100点!」「自分が気に入ったから100点!」と前向きに考えるようにしていきたいですね。

アオノ様、この度は素敵な描き下ろしイラスト&インタビューにお答えいただき有難うございました!
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