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MediBang Paint × KUMADORI イラストメイキング&インタビュー!(前編)

今年は実際に筆や写楽「KUMADORI」「TSUKISHIRO」を愛用されている方のお話を伺いたい…!あわよくばライブペインティング(イラストメイキング)もお願いして、弊社ペンタブで素晴らしいイラストが完成する様子も見たい…!そう思いつつ2021年も半分過ぎてしまいましたが、ようやく第一弾を公開することが出来ました。トップバッターは公私共に「KUMADORI」を愛用して下さっている株式会社MediBangの社内イラストレーター、中の人4号さんです!前編では中の人4号さんのお仕事「社内イラストレーター」や、入社されるまでのお話を詳しく伺います。

 

▼白紙の状態から約1時間半で描いていただいたメディーちゃんのイラストメイキングはこちら▼

 

中の人4号
株式会社MediBangの社内イラストレーター。「MediBang Paint」PR用イラストを描き下ろす他、同社「ART street」の企画も務める。

1. いわゆる会社所属でのイラストレーター職というと、ゲームメーカーのアートディレクターやイラストレーターが思い浮かびます。MediBangというペイントソフトメーカーでのイラストレーターとはどんなお仕事なのでしょうか、詳しく教えて下さい。
中の人4号

ざっくり言いますと、絵に関する企画にも関われるし、実際に絵を描くこともできる仕事ですね。いわゆるイラストレーターさんのお仕事と言えば、例えばカードゲームのメインイラストを描くようなイメージだと思いますが、弊社ではSNSに載せる為のイラストを描いたり、MediBang Paint投稿サイト(ART street)の企画や、コンテストの宣伝に使うイラストを描いたりしています。

他に、MediBang Paintの配布用ブラシ素材の作成も行っています。今日(4/27)リリースされた、「メディバンライブラリ」という、MediBang Paintの新機能があるんですけど、そのテンプレートも作成しました。

以上が大まかな弊社のイラストレーターの仕事になります。

RAYWOOD
割と盛り沢山なんですね!
中の人4号

絵を描く方の中には「絵の腕前にはあまり自信がないけれど、絵に関わる仕事がしたい」 または「絵が好きすぎてメインの仕事にするのが怖い(仕事にしたら絵が嫌になりそう)」っていう人が結構いると思ってまして、弊社の仕事はまさにそういう人達にうってつけです。(ちなみに私は後者です。)

間接的にイラストの仕事もできるし、あとは自分が蓄えた絵やオタク知識を使って企画もできる。そこがウチの魅力だと思ってます。

例えばTwitterだと、すぐツイートしたくて急ぎで絵が欲しいときがよくあるんですが、絵が描ける人が身近にいないと誰かにわざわざ依頼する必要があるんですよね。でも自分が描ければ、「描いてSNSで発信」もすぐにできちゃいます。

RAYWOOD
うらやましい!実はうちにもそういう人材欲しいなあ…ってよく思ってるんですよ~
2. MediBangにご入社されたきっかけを教えて下さい。
中の人4号
知人の紹介でした。元々アナログでのお絵描きがすごく好きで、画材の一種としてデジタルのペイントツールにとても興味があって、MediBangという会社自体も面白そうだなと思っていたんです。で、面接を受けたら受かりました。
RAYWOOD
それまで中の人4号さんはアナログメインで、デジタルイラストは描かれていなかったんでしょうか?
中の人4号
あ、デジタルもやっていたんですが、どちらかというとアナログが好きでしたね。デジタルも画材の一つとして勉強はしていたけど、アナログのほうが好きかなってスタンスでした。
RAYWOOD
ご入社されてからは、スタンスに変化がありましたか?やっぱりアナログが好きだけど、お仕事などでデジタルで描く頻度のほうがどうしても多くなってしまう、そんな感じでしょうか?
中の人4号
両方やっています。下絵はアナログが多いんですが、その後PCに取り込んで、ペンタブで描くスタイルです
RAYWOOD
下絵はアナログでデジタル彩色なんですね…!!私は中高生ぐらいの頃、当時まだペイントソフトがPhotoshopくらいしかなくて、高くて買えなかったんです。で、違うソフトを手に入れたんですけど板タブでは線がうまく描けなくて…アナログで下絵を描いた後、取り込んでデジタル彩色していたことを思い出しました(笑)
中の人4号
そうなんですよね。私もネットがあまり普及してなかった時代に、絵の学校で初めてデジタルを触ったんですけど、今はほんとにいい世の中になったなって思います。(笑)
RAYWOOD
結局私はデジタル挫折しちゃったんですけど…また下絵アナログ→スキャンしてデジタル彩色からやってみます!
中の人4号
是非やってみて下さい!
3. この仕事ならではの醍醐味があれば教えて下さい。
ホビー部

ペイントソフト(MediBang Paint)という自分で使う道具の開発に関われるところです。あとは、投稿サイト(ART street)のコンテスト等の企画ですね。

MediBangはベンチャーなので、型にはまらず、面白いことができれば基本的に何でもOKというスタンスなんです。例えば自分のオタク知識や、絵描きならではの知識、あるあるネタを生かしてコンテストの企画等に役立てています。私の企画ではないんですが、最近参加者がいっぱい集まったのが通称「ヘタウマキャンペーン」。味のあるヘタ上手い絵を描けたら賞品をプレゼント!という企画です。この企画には数千人の参加者が集まりました。こんな風に、普段好きなものに触れて得た自分の知識を、そのまま仕事に活かせるのが一番の醍醐味ですね。

▲「ART street」にて開催された「第三回ヘタウマ絵選手権大会」
RAYWOOD
「好きなものを仕事に活かせる」、いいですね。
中の人4号
はい、こういった企画を考えるのはめちゃくちゃ楽しいです。「仕事」というよりは、遊ぶように楽しんでできる部分が多いと思っています。もちろんセンシティブな表現には注意しないといけないんですけど、例えばTwitterで「あ、これ面白いじゃん」て思ったものを、形にできるのが楽しいところですね。
4. 小さい頃から漫画家、イラストレーターのような絵に関する仕事を志望されていたのでしょうか?
中の人4号

はい、小・中・高の頃はイラストレーターになりたいと考えてました。

ただ途中から、単純に絵が好きなんだなっていうのがなんとなく分かってきて。専門学校入学か、社会人になった頃にはとにかく「絵が描きたい!」という気持ちだけが残って、あまり「プロになりたい」っていう願望は無くなっていました。。

絵を仕事にして嫌いになったらどうしようという不安な気持ちもあったんですが、とにかく趣味として絵を描くのが楽しくて楽しくて、夢中になっていました。(笑)

5. 美大や芸大、美術系の専門学校などは行かれたのでしょうか?
中の人4号
高校は地元のファッション科に入学してデザイン画をひたすら描いていました。元々「授業で大手を振ってイラストが描けるから」という不純な動機で入りましたがとても楽しかったです。ただとんでもなく縫製が苦手だったので、「あなた、ファッションはやめた方がいい」と先生に言われてしまい、専門学校はグラフィックデザインコースのある学校に進学しました。(笑)
RAYWOOD
美大・芸大・専門学校の就職活動はなかなか厳しいと伺うんですけどどうでしたか?
中の人4号
実際厳しかったですね。ツテも何もなくて…。でも絵を描くのが楽しいから、まぁいいかって思ってました。(笑)卒業後は貯金も何もない状態で、友達と一緒に地方から上京しました。「絵に関わる仕事はしたい」と思いつつ、どんな会社があるんだろうと考えた末に印刷会社に就職しました。今考えると恥ずかしいですが、当時は同人誌制作をしていたので「印刷会社=絵に関われる」という認識で就職しました。(笑)
RAYWOOD
漫画家さんやイラストレーターさんが、印刷会社で働いてたケースは結構あるみたいですね。あとは本屋さんとか。
中の人4号
まさにその二択で、本屋と印刷会社の面接を受けました(笑)就職して8年ぐらいのタイミングで、当時の後輩から「転職先で絵を描ける人探しているんだけど、どう?」って紹介されて、それがMediBangでした。。
6. MediBang以前でも他社のイラストレーターなど、絵に関わるお仕事をされていたのでしょうか? 
中の人4号

イラストのお仕事に関わるようになったのは、MediBangに入ってからです。ちなみに弊社内には副業でプロイラストレーターとして活躍されている方も在籍しているのですが、入社当時は「プロがこんな近くで働いてるなんてすごい…!」とめちゃくちゃ感動してました。(笑)

RAYWOOD
お話を伺っていると私までなんだか刺激を受けます(笑)
中の人4号
そういったプロの方の刺激を受けてますます絵の練習にのめり込んでいたら、めきめきと絵が上達してしまい、最近ソシャゲのイラストの依頼をいただけるようになりました…!
RAYWOOD
じゃあ近い将来、たまたまソシャゲの広告を見て「あれ?これ中の人4号さんのイラストでは…⁈」なんてことがあり得るかもしれないですね…!
中の人4号
(笑)
RAYWOOD
中の人4号さんのSSR、楽しみにしております!


▲MediBangに入社する前に描かれた中の人4号さんのイラスト

 

大ボリュームなので後編に続きます!

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